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SAP、富士通グローバルパートナーシップを拡大
2017年6月4日、SAP SE(NYSE:SAP)と富士通株式会社は、人工知能(AI)とInternet of Things(IoT)を用いた先進的なERPソリューション分野で、グローバルパートナーシップの拡大を発表しました。
富士通の持つさまざまなビジネス知識をSAPソフトウェアのノウハウと組み合わせて、顧客のデジタルトランスフォーメーション加速に貢献する意向です。
両社はまた、富士通の様々な業界ノウハウを取り入れたクラウドサービスにおいても共同開発を実施する予定です。
今回の合意により、富士通は先進的なERPサービスを共同開発するSAPの世界的テクノロジパートナーの1つになります。 両社は、まず日本とアジアの市場でサービスを提供し、その後欧州と北米に展開していく予定です。
この合意に基づき、両社は、SAP ERPソリューション、SAP S / 4HANA、およびSAP Leonardo IoTプラットフォームに基づく各社のAIおよびIoTテクノロジーを組み合わせて、顧客のデジタルトランスフォーメーションを加速させるソリューションの開発を目指しています。
富士通は、さまざまな業界のお客様にサービスを提供してきた経験を活かし、独自のクラウドサービスを開発・提供していきます。
これらのサービスは、富士通がプラットフォームの構築からソフトウェアの開発~運営まで、ワンストップでソリューションを提供している全地域において、FujitsuクラウドサービスK5、富士通のクラウドサービス、SAP Cloud PlatformおよびSAP HANA Enterprise Cloud、SAPのクラウドサービス、および他のパートナー企業が提供するクラウドサービス環境上において機能させていくつもりです。
さらに、SAPの最先端のソフトウェアノウハウと富士通の業界固有の専門知識を組み合わせたサービスの開発を加速することを目標として、両社の開発部門間で定期的な技術交流を行うため、SAP本部に富士通のソフトウェア技術者を駐在する予定です。
両社は今後もこの新たな取り組みを通じて、2017年後半から製造分野で新しいサービスを提供し、その後、他の業界にも拡大することを目指しています。