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    【4つの視点から解説】コロナ禍における、フリーランスSAPコンサルタントを取り巻くリアル

    こんにちは!「国内SAPフリーランス紹介数、案件保有数No.1」のクラウドコンサルティング株式会社・SAP Freelance Jobs運営事務局です。

     

    今回は、コロナ禍およびニューノーマル(※)における、リアルなフリーランスSAPコンサルタントの状況をご報告させて頂きます。
    ※ニューノーマル:コロナとの併存が当たり前になる時代

     

    本稿を執筆させていただいた背景として、現在、弊社へご相談やご登録にお越しくださっております、多くのSAPコンサルタントの方より、以下のようなご質問を頂戴しています。

    前述のようなご不安にお答えできるよう、現時点でのコロナウィルスの影響の有無から、ニューノーマルの見通しまで、弊社の見解も含め、第一線で活躍されている、フリーランスSAPコンサルタントの生の声をお伝えすることで、少しでも皆様のお役に立てればと考えた次第です。

    ====================================

    [目次]

    ■ 速報!コロナ影響の有無

    ■ コロナ禍におけるフリーランスSAP案件動向

    ■ 単価への影響と変わる働き方

    ■ 今後の見通し

    ■ 最後に

    ====================================

     

    ■ 速報!コロナ影響の有無

    結論から申し上げますと、新型コロナウィルスの影響は、フリーランスSAPマーケットにおいても多少出始めています。
    しかし、フリーランスSAP案件が全く0になるというレベルではなく、これまで「超」売り手市場であったフリーランスSAP人材マーケットが、コロナの影響により「一般的な」売り手市場になったというレベル感です。

     

    というのも、基本的にコロナ前のSAP導入案件は、2025問題(2027年に延長)により、ユーザー企業様の業界問わず、非常に豊富で、長年SAP導入経験を積まれたフリーランスコンサルタントの方は、多くの選択肢の中から参画する案件を選ぶことができるような超需要過多な状況でした。

     

    一方、コロナ禍である現在においても、2025問題が存在することに変わりはなく、唯一変化した点としては、ユーザー企業様の業績動向になります。
    言うまでもなく、コロナの影響で本業に損失を受けたユーザー企業様は、本業以外のIT投資意欲が低下するのは、自然な流れです。
    逆に、コロナの影響で本業の業績が上向いたユーザー企業様は、今がチャンスとばかりに、これまで獲得できなかったフリーランスSAPコンサルタントを囲い込む動きが見られています。

     

    よって、業績が良くなったユーザー企業様、悪くなったユーザー企業様、フリーランスSAPコンサルタントの数をトータルして勘案した場合、フリーランスSAPコンサルタントは、「超」売り手市場から「一般的な」売り手市場になったという印象を受けています。

     

    ■コロナ禍におけるフリーランスSAP案件動向

    具体的に、コロナ後も業績が拡大すると予想されている業界には、製薬、スーパー/コンビニ、食品/飲料、通信インフラ、ドラッグストア/薬局があります。

    上述のような業界のユーザー企業様は、コロナ前まで「超」売り手市場のSAP人材を確保できなかったため、現在は、以前より積極的に獲得へ動いておられます。

     

    一方、不運にも、業績にマイナス影響があったユーザー企業様案件へ参画していたコンサルタントの方は、いくら優秀でも、予算の関係でリリースになり、次の案件を探すことになるため、次案件への参画は、長く稼働できる案件毎の情報収集がいっそう重要となってきます。
    但し、SAPのユーザー企業様は、超大手優良企業様が多く、かつSAP導入案件は超大型のため、急にフェイズ途中でプロジェクトを解散してしまうということは考えにくいので、次案件を探すための期間は十分に確保できる点は、他のコンサルにはない、SAPコンサルタントのメリットかと考えています。
     



    (出典:https://special-edition.xenobrain.jp/)

     

    ■単価への影響と変わる働き方

    コロナ禍において、フリーランスSAPコンサルタントの単価への影響は、他ジャンルのコンサルタントと比較して、軽微でとどまっています。

    コロナ前までの過度なSAP人材獲得競争が、少し落ち着きをみせたことが起因していますが、「超」売り手市場から「一般的な」売り手市場になっただけで、まだまだ高単価であることは事実です。

     

    実は、コロナの影響を受け、一番変わったのは働き方です。

     

    ご経験されている方も多いかと思いますが、現在多くの企業様でリモートワークが推奨されています。

    SAP導入プロジェクトに関しては、コロナ前まではコンサルタントの方々がPJルームに集まり、対面で作業をすることが多かったかと思いますが、現在、弊社経由でSAP導入プロジェクトに参画している方々は、プロジェクトからノートPCやWi-Fiを貸与していただき、打合せはZoomなどのWEBツールを用いて、自宅で作業をされている方が大半です。

     

    ここからは弊社の見解ですが、コロナ禍のリモートワークを通じて、「SAP導入プロジェクトは、必ずしもPJルームに集まり、対面で作業しなくても、成立した」という経験により、ニューノーマルでは、リモートワークが定着し、今まで子育てや家庭の事情などで通勤することが難しく、コンサルタントとしてのキャリアを諦めていた方々にも、活躍のチャンスが増えてくるのでは、と考えています。

     

    現時点でも、プライムベンダー様によっては、完全リモート可能な案件や1人月(100%)の稼働が必要なく、こなしたタスク分の時間報酬をいただけるような働き方(オンデマンド)を導入しているため、リモートワークの認知が広まると、スキル次第で今まで以上に活躍の場を広げられるようになりそうです。

     

    さらに、世の中的にも、リモートワークの可能性を実感し、在宅勤務期間の延長や完全リモートワークを導入する企業も出てきているので、SAP導入プロジェクトに関しても、リモートワークやオンデマンドなど、多様な働き方が広がり、今まではSAPコンサルタントとしての就業を諦められていた方にもチャンスが広がるのではと、予想しております。

     


     

    (出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/37b2ecf6d42b1f632810d6f5c99e0ae501a96f33

     

     

    ■ 今後の見通し

    大変ありがたいことに、本稿を執筆している現時点(2020年5月25日現在)でも、弊社は、案件保有元様より、フリーランスSAPコンサルタントの提案依頼や継続依頼を、多数いただいている状況に変わりはなく、今後も売り手市場は続く見込みです。

     

    以下、売り手市場が継続する理由を3点、考察します。
     

    1.SAPは基幹システムとして、企業経営の根幹を担っているため

    周知のとおり、SAP(ERP)は、ユーザー企業様の骨格に値するほど、重要な基幹システムであるため、AIや戦略、業務系のコンサル案件と比較した場合、投資対象として優先度が極めて高いので、急にSAP導入プロジェクトだけを止めてしまうことは、稀であると考察します。

     

    2.SAPは大規模案件が多いため

    SAPは大規模案件が多く、一つの案件で多くのコンサルタントから構成されている為、途中で止めることは、非常に困難です。

    もし、プロジェクトを止める場合、既存のチームを解散させることになるため、属人化してしまっている導入プロジェクトのノウハウや、既に確保した優秀な人材を手放すことになり、案件の再開時に本来必要のない多大なコストが発生するからです。

    (一度案件を止めると、優秀なコンサルタントは他の案件へ参画することになるため、再開時に、以前と同じメンバーを集めるのは、非常に困難です。)

     

    3.2025年問題による、S/4 HANA移行のため

    SAP社がECC6.0のサポートを2025年に終了するため、ユーザー企業様は、次世代製品のS/4HANAへのバージョンアップが急務な状況でしたが、SAP導入コンサル不足により、現実問題として全ユーザー企業様のバージョンアップを2025年までに終えることが出来ないため、SAP社がサポート期限を2027年まで延長するほど、SAP導入コンサルが枯渇した状況でした。

    事実として、2019年12月時点で、全SAPユーザー企業様の6割以上が「S/4 HANAの切り替えを検討しているが、着手できていない」という調査結果が出ています。(引用:JSUGアンケート調査、2019年12月時点)

    もちろんコロナ直後は、SAP導入プロジェクトを見合わせるユーザー企業様もおられかと思いますが、2027年という期限があるため、多くのユーザー企業様は、しばらくは継続的にS/4 HANAへの切り替えが実施される見込みです。

     

     

    ■最後に

    現時点でフリーランスになろうか迷っている方や、次の案件を探しているが不安が残っている方は、ネット情報に振り回されることなく、リアルタイムな現場の情報を収集することが最重要です。

    この記事をご覧いただいた方で、実際に迷われている方は、お気軽にご相談くださいませ。

    皆様が正しい情報を掴み、良い選択ができることを心から応援してます。