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「SAP ERPエンジニアが初めてSAPを学んだら」No.10 SAP未経験のERPエンジニアがSAP認定資格受講までに実施した内容と受講結果②

■はじめに

SAP Freelance Jobs運営事務局です。この度、ERPエンジニアがSAPを初めて学び、資格取得するまでの学び・実施内容の第1回となります。

毎回記載しておりますが、国内にSAPエンジニアが多くいるとはいえ、どのように学び成長出来たかの記事はあまり存在しません。IT技術であれば書籍で学ぶことも可能ですが、SAPには有効な日本語の書籍が限られています。その為、IT技術とは異なる学習方法が必要となります。当記事はその学習方法と資格受験時の状況を記載しております。前回は1回目の受講で不合格となりましたが、この度の記事ではどのように勉強方法を見直し、結果がどのような結果になったかを記載します。

これからご自身がSAPエンジニアを目指す方、また自社内にSAPエンジニアを育成したい方には有益な記事になっておりますので、是非最後までご一読頂けますと幸いです。

1.資格(SAP Certified)受講結果

前回の記事でも紹介していますが、当エンジニアはSAP Certified Application Associate – SAP S/4HANA Sales 2021というSAP S/4 HANA販売管理(SD)領域の資格を受講しました。日本語でのオンラインで受講可能な資格であり、選択式問題が80問・合格には64点以上必要になりますが、受講の結果は1回目が39点で不合格、2回目が88点で合格でした。

2.2回目の資格(SAP Certified)受講までの勉強内容

1回目はE-Bookの章末にある学習内容のテストを中心に勉強していましたが、その範囲と類似の内容は試験で1割程しか出題されませんでした。その為、別の勉強方法を実施しました。SAPから用意されたトレーニングを一通り受講して不合格となっていましたので、SAPで準備された手法だけでなく、他の手法が無いか模索をしました。

色々調べたところ、AmazonのKindleにて「SAP認定試験対策シリーズ 厳選問題100問解説 C_TS462_2021 」という問題集が販売されていました。購入前にサンプルで10問程確認出来ますが、内容を見ると試験の問題とほとんど同様であり、勉強方法として効果的と判断して購入しました。

こちらのテキストの暗記に5時間、分からない内容の確認で15時間程勉強しました。1回目受講時に一通りのトレーニングを受講し、E-Bookで勉強していたとはいえ、まだまだ理解していない内容が多く存在し、想像以上に分からない内容確認に時間を要してしまいました。そしてそれらを一通り学習し終えた後、前回受験から10日後に改めて申し込みをしました。

3.2回目の資格(SAP Certified)受講時の結果

2回目の試験ですが、試験前の試験官による事前チェックは1回目と少し異なっていました。英語でやり取りは同様となりますが、部屋全体をカメラで映して欲しいとの内容や、スマートフォンやタブレットを遠い場所においてカメラでその場所を映すよう指示がありました。また、免許証の表示のみでなく、英語名で自身の名前が確認出来るものが無いかと求められました。顔写真は含まれていないものの、クレジットカードに英語の氏名が記載されていたので、こちらを表示して確認してもらいました。

1回目の試験では30分以上試験開始までに時間がかかりましたが、2回目はやり取りもスムーズになり15分でやり取りが完了しました。

そして試験の受講です。事前に勉強していた「SAP認定試験対策シリーズ 厳選問題100問解説 C_TS462_2021」の内容がほとんど出題されました。試験は記述式問題が全くなく、選択式です。表示された選択肢から正しいものを数問選ぶ形式がほとんどです。問題集とは選択肢の並び順が異なるのみで、問題文含めてほとんど同様でした。その結果、3時間の試験ですが20分で完了し、88点で合格出来ました。前回の受講同様に結果はその場で確認することが出来、資格を取得出来たことがSAPのホームページにて確認可能となります。

4.資格(SAP Certified)取得で身についたスキル

資格取得に向けた学習を通して、SAP S/4 HANA Sales領域のビジネスプロセスや機能・マスタやパラメータに対する理解は進みました。学習以前はそれらを全く理解していなかったので、比較すると非常に知識が身についています。しかし、理解度合いはまだ不十分に思えます。既に動作している環境の保守・運用は可能なレベルで理解は進んでいますが、自身が1から設定出来る程のスキルを身に着けることが出来ていません。LiveAccessにより実機操作も実施していますが、演習問題用に環境が事前に整備されており、操作する範囲は限定されたパラメータやマスタになります。その為、断片的なインプットに留まり、理解が不十分になっています。

何のために資格を目指すかによりますが、たとえ資格を取得していたとしても目的によっては不十分です。構築や導入を必要とする場合、経験のあるSAPコンサルタントによるノウハウが非常に重要になります。

5.おわりに

今回はSAP未経験のERPエンジニアがSAP認定資格受講までに実施した内容と受講結果を紹介しました。資格取得にはそれに向けた勉強が必要となること・試験時の流れ・資格取得していても導入や構築にはSAPコンサルタントのノウハウが重要ということを紹介しました。
読者の方々が今後学ぶ際に是非参考にしていただけると幸いです。

次回以降も、各ソリューションの概要や研修受講状況や学習方法・ERPエンジニアの所感等を紹介していきます。

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